友だち幻想

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手掛かりがたくさんある。良書。最後に急に説教臭くなるのは何か意図があるのかな。

 

人生の「苦味」「うま味」のところが良かった。

 

これを私は人生の「苦味」とよんでいます。(略)

苦味というものをどうしても噛みしめざるをえないのが大人の世界なのです。

でもその苦味を味わうという余裕が出来てこそ、人生の「うま味」というものを自分なりに咀嚼できるようになるのです。挫折の無い人生なんておよそ考えられません。(略)しかしそうは見えないとしたら、それは彼(あるいは彼女)がそうした挫折を自分の中で上手に処理して、その苦味をいつのまにか人生のうま味に変えてしまっているからなのです。