2017-03-01から1ヶ月間の記事一覧
前半は偶発要素満載なのに、後半はちゃんと推理小説として楽しめた。最後の鵜飼さんの台詞がよかった、 「山田慶子は、僕の依頼人だ。結局、僕も彼女の意思で動かされていたのさ。あの二人と同じようにね。そうは思わないか」 「…………」 そういえばそうかもね…
叙述トリックは苦手なのだけど、この本は、トリックが判明する瞬間のユーモラスな描写のせいか、素直に楽しめた。 この烏賊川市シリーズ、登場する女性たちが、何というか、ラノベ的になってきていて、これは最早ラノベでは?、本格の皮をかぶったラノベなの…
烏賊川市シリーズだと勘違いして買ってしまったのだけど、面白かった。いいぞ探偵部もっとやれ。 八橋さんの発言、最後の「トリックよりもロジック」に、賛成。 「しかし、密室密室いうけどやなあ」八橋さんが部長の長話にうんざりしたように口を挟んだ。…
シリーズ三冊目、もう普通にホラーでした。冷静さを保とうとして保ちきれない葉村晶が格好良い。 悪いうさぎ (文春文庫) 作者: 若竹七海 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2004/07 メディア: 文庫 購入: 3人 クリック: 128回 この商品を含むブログ (54件)…
面白かった。主人公が意味もなくモテる展開は正直納得できないけど、差し引いても面白かった。 午後からはワニ日和 (文春文庫) 作者: 似鳥鶏 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2012/03/09 メディア: 文庫 クリック: 19回 この商品を含むブログ (26件) を…
葉村晶シリーズ2冊目。面白い。探偵が主人公なのだけど、なんかもう完全にホラー小説の印象。 依頼人は死んだ (文春文庫) 作者: 若竹七海 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2003/06 メディア: 文庫 購入: 2人 クリック: 52回 この商品を含むブログ (38件)…
葉村晶の人物描写が全体的にひどいのだけど、それでも彼女が信頼に足る人物だと思えるのが不思議。 シリーズ1作目から読んでよかった。 推理小説なんだけど、話の構成がホラー小説で、放り出される感じが少し怖かった。 プレゼント (中公文庫) 作者: 若竹…
名探偵が一人で全部解決するのではなく、それぞれが少しずつ解決していくスタイルが気持ちいい。 今回は、仕事でしんどいのに本を読む気力があった。素晴らしい。疲れて寝てしまいそうになったときに「そうだ風呂に持ち込んで読めば目が冴えるのでは!」など…