2017-04-01から1ヶ月間の記事一覧

中途半端な密室

「ミステリー」よりも「推理小説」という言葉が似合う短編集。やっぱり「推理小説」は良いなあ。 内容とは関係ないけど、舞台が岡山県というのは、実はとても珍しいことなのでは。 中途半端な密室 (光文社文庫) 作者: 東川篤哉 出版社/メーカー: 光文社 発売…

静かな炎天

‪‪今回もホラー成分は控えめ。降りかかる不幸を淡々と受け止める葉村さん。‬ 静かな炎天 (文春文庫) 作者: 若竹七海 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2016/09/23 メディア: Kindle版 この商品を含むブログ (2件) を見る

さよならの手口

葉村晶シリーズは二作目以降ホラーだったので、覚悟していたのだけど、今回はそうでもなかった。 葉村さんが、何とか持ちこたえようとして、でもギリギリ無理な瞬間が、心に残ります。 さすがに我慢の限界を超えた。わたしはベッドに身を起こしてわめいた。…

ヴィラ・マグノリアの殺人

登場人物が多くて(試しに数えてみたら 40 人以上いた)、かなり疲れたのだけど、全体的には楽しかった。 双子が魅力的なのは当然として、駒持警部補の「うちの母ちゃん」が、刑事コロンボの「かみさん」みたいで良かった。 登場人物が多いときは、人が増え…