2016-07-01から1ヶ月間の記事一覧

何様ですか?

帯に書かれていた通り、確かに見事なドンデン返しだった。 戸塚原くんがそういう趣味を持っていれば、最高のハッピーエンディングだったのに。 何様ですか? (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) 作者: 枝松蛍 出版社/メーカー: 宝島社 発売日: 2016/07/06…

アヒルと鴨のコインロッカー

一日で一冊を読み切った。何年ぶりだろう、こんな風に気力と体力と時間がすべて揃うのは。 叙述トリックは嫌いなのだけど、あまりにあからさまだったので、「騙された感」が薄くて、素直に読むことができた。 外国の諺を思い出していた。『悪魔は絵で見るよ…

ウイルスは生きている

図書館で借りても、貸出期間の2週間では読みきれない、というのが続いていたのだけど、今回は読めた。嬉しい。 試験管内自己複製系により生命の起源を探求してきた、この分野の第一人者とも言えるジェラルド・ジョイスは、かつて生命の定義について "Life i…

カササギたちの四季

登場人物の人間関係が、うまい具合に曖昧に表現されていて、心地よかった。 「まるで活字がスーツを着たような印象の男性」という表現に、思わず和んでしまった。他にも、ところどころに、おそらく意図的に仕込んだらしき妙な表現があって、楽しく読めた。 …

2016 年のパインぱんの人(確認できず)

2016 年のパインぱんの人は、残念ながら確認できず。妻のパインぱんフォルダより(妻に感謝)。「ぞっこん♡」であることは分かる。これはこれで趣深い。