2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

どこからが病気なの?

どうにも「良書」と言えないのは、徹頭徹尾、たとえ話(アナロジー)だけで構成されているから。どんなに分かりやすくて実用的だとしても、アナロジー「だけ」で押し切るのは、副作用が大きい。危険だ。 …という建前はともかく、とても面白かった(おい)。 …

箱庭図書館

買ったあとで企画モノ(読者のボツ原稿を乙一がリメイク)と気付いた。正直に言うと少し後悔したけど、読んだらちゃんと面白かった。後悔してごめんなさい。 「ホワイト・ステップ」はちょっと泣きそうになった。 箱庭図書館 (集英社文庫) 作者:乙一 発売日:…

WHAT IS LIFE?(ホワット・イズ・ライフ?)生命とは何か

こんな挑発的なタイトルなのに、中身はバランスのとれた良書でした。 正直に言うと、物足りなかったのですが、読んでみないと分からないもんなあ。 少しずつ、だけど着実に、「養老孟司が帯(オビ)を書いてる本は、自分には合わない」という実績が積み上が…

動物園・その歴史と冒険

動物の権利やエコロジーとかの「理想論」が、動物園というある意味泥臭い現場と結びつくことで、現実の課題として理解できたように思う。 いつのまにか「未来の動物園」に想いを馳せている自分に気付いた。素敵な読書体験でした。 動物園・その歴史と冒険 (…