2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

映画を早送りで観る人たち

文章が苦手。自説を主張するときに、対立する相手のことを悪く言う必要はないはず(もし必要なのだとしたら、まだ分析が足りないのだと思う)。 文章はともかく、著者の主張には共感。たしかに葛藤がある。 映画を早送りで観る人たち~ファスト映画・ネタバ…

法治の獣

一本目「主観者」で科学の失敗について正面から語られていて驚く。科学は 100 回失敗することで 1 つの正解を見つけ出す仕組みだと信じているので、作者に対する信頼感が増した。 どの話も進化について触れられていて嬉しい。趣味が進化論なので。 「系外進…

生物から見た世界

情報科学っぽい。もう少し踏み込んで情報科学としてのモデルをキッチリ作り込んで、そこに自然淘汰を被せれば、いけるのではないか(どこに?)。 生物から見た世界 (岩波文庫) 作者:ユクスキュル,クリサート,日高 敏隆,羽田 節子 岩波書店 Amazon

図書館司書と不死の猫

表紙絵が素敵。 最初のページに「まっとうなホラーを愛するジェマへ/謝罪の念をこめて」とあったので、肩の力を抜いて楽しく読むことができた。ちょうどそういう気分だったので助かった。 未翻訳の続編があるらしい。読みたい。 図書館司書と不死の猫 (創元…

暇と退屈の倫理学

「暇と退屈」に興味を惹かれて買ったけど、自分の知ってる「暇と退屈」じゃなかった。 あと、哲学は実証なしでどんどん理論を積み重ねていくので「パンツ履いてない」みたいな気分になる、という気付きがあった。 それはそれとして人生の指針になる良い本だ…

沈黙のセールスマン

自分の知的好奇心のために周囲の人達の命を賭けるのは良くないぞ。と思いながらもページをめくる手が止まらず最後まで読んでしまった。娘さんが気になる。シリーズ全部読みたい。 下記のところ、しびれました。 「どうしても、この一件は筋がとおらないんだ…

殺人鬼がもう一人

何人かの悪党とその他大勢の小悪党たちの物語。とにかく登場人物がたくさん出てくる。誰かが登場するたびに情景が一変して、物語が動く。不思議な感覚の語り口。 田中盛の活躍(活躍?)をもっと見たいので続編希望。 下記のところ、フォントは悩みますよね…