教養としてのコーヒー

それぞれのトピックが有機的に絡まって、コーヒーをめぐる「世界」の形が見えてくる感覚が心地よかった。書名のとおり「教養」でした。満足。

読んだ後、ちょっとコーヒーの味が分かるような気がしたんだけど、やっぱり分からなかった。コーヒー大好きなんだけどなあ。

#ブクログ
https://booklog.jp/users/yasumuni/archives/1/4815636044

連続殺人鬼カエル男

本屋に積まれた「完結編」を見て再読を決意。家の本棚になかったのでサクッと購入。2011年5月からつけてる読書記録になかったので、少なくとも15年は経ってる計算。

こんなにもどんでん返していたとは。何も覚えてなくて本当によかった。

次は「ふたたび」。これは未読。

#ブクログ
https://booklog.jp/users/yasumuni/archives/1/4796680896

リリアン

標題作「リリアン」、物語の形が見えてこないまま読み終えてしまった。たぶん、何か自分の感性が不足しているせいで、書かれている内容を拾いきれていないのだと思う。

それ以外の六篇は普通に読めた。物語の形が浮かび上がってきた。「慣れの問題かな」と思ってもう一度「リリアン」を読み直すが、やっぱり駄目だった。むう。

何年かおいて再々挑戦しようと思います。

#ブクログ
https://booklog.jp/users/yasumuni/archives/1/4101070717

侍女の物語

様々な抑圧が次々と提示され、すべて女性側に押し付けられる。男性がこれを読んでいいのか、いや男性こそ読むべきなのか、揺さぶられながら読んだ。すごい。

#ブクログ
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昆虫はなぜ海にいないのか

化学方面から進化を説明していくのが新鮮。生物群が利用している化学反応で進化の系統を説明できちゃうのが(当たり前と言われたらそうだけど)痛快で心地よかった。満足。

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モヤモヤする正義 感情と理性の公共哲学

自分がぼんやり考えていた「民主主義」にとても近い内容が、具体的明示的に書かれていて、「こういう繊細な内容も文章にできるんだ」と驚いた。

全体に「中庸」で作者の意図が掴めないまま読み進めていたのですが、終章で「群衆」というキーワードが現れて腑に落ちる。この本は「群衆に対する心構え」なのだと理解。

前作「21世紀の道徳」も読もうと思います。

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此方より 小林泰三未収録短編集

角川ホラー文庫からこの表紙で出ているので「ホラーの短編集」だと誤認していたのですが、実態は小林泰三らしく、ホラー、SF、ミステリー、なんでもありの賑やか短編集でした。

仕掛けとオチの奇抜さは大前提として、例えば「大いなる種族」で二人がしれっと恋仲になるあたりの軽やかさ(軽やかさ?)が読んでて微笑ましい。こういうの大好き。

短編集なのに700ページのボリューム感。満足。

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皇室典範―明治の起草の攻防から現代の皇位継承問題まで

ネットの情報が偏り過ぎているので、本に頼ろうと思い、購入。構成が分かりにくかったけど、書くべきことが丁寧に書かれていた。良い本を選べたと思う。満足。

こういう「難しいから先送りしてたら時間切れになったかも?」みたいなやつ、身に覚えがあり過ぎてつらい。

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https://booklog.jp/users/yasumuni/archives/1/4121028406

早朝始発の殺風景

それは無理があるのでは?、無神経では?、と思いながら読み進めていたのですが、「三月四日、午後二時半の密室」で腑に落ちました。さかのぼって全部の物語が収まるべきところに収まりました。なるほど。

ちょうど良い青春でした。満足。

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ペンギンの世界

「教科書」のように丁寧な本でした。最後5章の「ペンギン、人に会う」がよかった。絶滅したオオウミガラス(ペンギンとは別種)や、ペンギン型土器(ペルー南部チャンカイ文化)、インカでペンギンをペットにしていたはず、といった話など。満足。

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https://booklog.jp/users/yasumuni/archives/1/4065444373

アルジャーノンに花束を

久しぶりに読み直そうと思ったら本棚になくて、ちょうど本屋に平積みされてた文庫版を購入。

前に読んだとき(二、三十年前?)は「チャーリーは最終的に元に戻った」と大雑把にしか理解していなかった。

今回は、チャーリー本人も周囲の人々もみんな当初とは「違う場所」に着地しているのが分かって、色々切なかった。良い読後感でした。

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https://booklog.jp/users/yasumuni/archives/1/4150415552

君の地球が平らになりますように

世間的に間違った人生でも当人にとっては必要な人生なのだなあ、とぼんやり納得。最終話の「ミューティレーション」が良い感じの補助線になりました。

自分もニッチな価値観に陥りやすいタイプなので「他人事ではないな」と気を引き締める(今さら)。

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言語学に消えそうなことばを守れるのか

端的な文章で言語学の様々な側面(政治、文化、「正しい」日本語、無文字言語、経済的価値、地域差、民族性、継承、標準語、クレオール、などなど)を網羅していて驚く。こんなにコンパクトに書けるんだ。

分かりやすくて高密度。楽しかった。良書。締めの文章が優しくて格好いい。

「正しいことばづかい」なんてものは存在しない。

ことばを話す時には、いつだって自信をもって話していいのだ。言いたいことが伝わるように話したら、それで構わない。誰かにそれをバカにされたりする道理はないのである。

そういった精神がまた、自分のことばが消えそうになった時のお守りになる。(p.221)

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https://booklog.jp/users/yasumuni/archives/1/4480685588

紙の梟 ハーシュソサエティ

「レミングの群れ」がよかった。

もう少し深いところまでえぐり出して欲しかった(けどエンタメとして成立させるにはこれが限界かも)。

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