2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧
「おじさん」側なので、ひとつずつ確認しながら噛みしめながら読む。思ったよりも SF だった。未来が少し良くなりますように。 持続可能な魂の利用 (中公文庫) 作者:松田青子 中央公論新社 Amazon
最後に突然五十年が過ぎて驚いた。過ぎた五十年のことも含めて、実家にいた頃の「田舎の暮らし」が思い出されて、良い読後感でした。 海うそ (岩波現代文庫) 作者:梨木 香歩 岩波書店 Amazon
思ってたより難しかった。個々の事例は分からなかったけど、全体の主旨は理解できたと思う。できてたらいいなあ。 「はじめに」の「地貌」のところがよかった。 俳人前田普羅が句集『春間浅間山』(増訂版、昭和二一年刊)の序文で「自然を愛すると謂ふ以前…
前半の自然淘汰の話はただの前置きで、後半の「自然淘汰では説明のつかない人類史」が圧巻。人は理性の生き物なのだと納得。この構造は「親切」以外でも成立すると思う。 親切の人類史――ヒトはいかにして利他の心を獲得したか 作者:マイケル・E・マカロー み…
十年ほど前、鬱気味で「死んじゃうかもな」とか思ってた。鬱を思い出すのは怖いけど、当時を振り返りたい気持ちもあり購入。自分の中に残ってる鬱成分を実感しつつ(ちょっとしんどい)読了。少し客観的になれたかも。とても静かで、良い本。 以下引用(強調…
メインコンテンツの「検証 土偶を読む」の文章が、人を馬鹿にしていて、それだけがしんどかった。それ以外の部分は、章立ても内容も、素晴らしく良い内容でした。 「おわりに」から引用。格好いい 入り口がオカルトだとしてもより深くより楽しく知りたい人は…
①著作権は変化し得ること、②著作権は利害のバランスで決まること、を踏まえた構成で、納得。「進化論」に似た面白さがあると気付く。 18歳の著作権入門 (ちくまプリマー新書) 作者:福井 健策 筑摩書房 Amazon
当時の雑誌や広告などを根拠にしていて、安心して読めた。今まで鍵盤ハーモニカのことは「携帯型アコーディオン」程度に理解していたが、浅はかだった(反省)。鍵盤ハーモニカのことを好きになった。 鍵盤ハーモニカの本 作者:南川 朱生(ピアノニマス) 春…
良い本だった。モンゴルで馬に乗るくだりは正直焦ったけど、差し引いても十分に良い本だった。 セルフ・コンパッション[新訳版] 作者:クリスティン・ネフ,石村郁夫,樫村正美 金剛出版 Amazon