2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧
いつでも羊の皮をかぶってる人だと思ってたのだけど、このエッセイでもかぶってはいるのだけど、ちらちらと中身が(羊じゃない生き物が)垣間見えるので、ちょっと怖かった。 蚊がいる (角川文庫) 作者: 穂村弘 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2017/02/2…
進化や化石のを扱う本は、どこかセンセーショナルだったりロマンチックだったりしがちだけど、この本は抑制が効いていて良かった。何というか、その、教科書みたいな安心感があった(ほめ言葉です念のため)。 11の化石・生命誕生を語る[古生代] (化石が語る…
先に「にょにょっ記」を読んでしまったので、慌てて「にょっ記」を読む。 表紙の数字フォントは装丁の名久井直子さんの仕事だと、解説の「偽ょっ記」で知る。素敵な仕事。 にょっ記 (文春文庫) 作者: 穂村弘 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2009/03/10 …
産業医さんの講義みたいな内容だな、と思ったら、著者は医学博士かつ産業医さんだった。 読者に何をして欲しいのか、という「ゴール」が(たとえば「読者に運動をして欲しい」というゴールが)著者の中にあって、そのゴールに向かって読者を誘導するための科…
タツノオトシゴのことを知らないな、と実感した一冊。タツノオトシゴのことを前より少し好きになった。 以下、タツノオトシゴを好きになるエピソードの引用。 ベトナムのある漁師は、タツノオトシゴの保全に関する議論の際、「みずから漁具につかまるような…
この著者のエッセイ(エッセイ?)は安心感がある。良い塩梅の感性。1冊目の「にょっ記」は未読。 にょにょっ記 (文春文庫) 作者: 穂村弘 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2012/01/04 メディア: 文庫 購入: 2人 クリック: 2回 この商品を含むブログ (12…
前評判とオビから想像していた内容そのまんまだったので、逆に驚く。個人的には生物の構造色のくだりが良かった。 最初のパートで書かれていた以下の内容は、漠然と感じてはいたけど、きちんと理解してないことだった。文章として読んで、納得した。収斂進化…