2024-11-01から1ヶ月間の記事一覧

神様の次くらいに

トリックが気になってどんどん読み進めると、最後に、トリックとは少しズレたところに、斜め下あたりのオチがくる。トリックと物語(登場人物)の配分が絶妙で心地よかった。 神様の次くらいに 人の死なない謎解きミステリ集 (創元推理文庫) 作者:久住 四季 …

荒木飛呂彦の漫画術

いつか読もうと思っていたら続編が出てたので、慌てて購入。書かれているのは漫画のノウハウなのだけど端々で人生が見え隠れして、不思議な読書体験でした。「新・漫画術」も買うと思います。 荒木飛呂彦の漫画術【帯カラーイラスト付】 (集英社新書) 作者:…

母親になって後悔してる、といえたなら

日本の事例なのでより一層身につまされる。個人的には「後悔してる」と言える世界を目指したい。 母親になって後悔してる、といえたなら―語りはじめた日本の女性たち― 作者:高橋歩唯,依田真由美 新潮社 Amazon

働くということ  「能力主義」を超えて

問題提起にハッとし、結論にモヤモヤする。の繰り返し。最後まで読んで「どうやらモヤモヤしてたのは作者の意図通りだったみたい」と気付く。次に読みたい本が増える。 働くということ 「能力主義」を超えて (集英社新書) 作者:勅使川原真衣 集英社 Amazon

公爵家の図書係の正体

タイトルが良い。当時(十八世紀ロンドン郊外)の社会階級について丁寧に描写しつつ、「無理を承知」の豪快な物語が展開されて、ちょっと(かなり)びっくりした。 公爵家の図書係の正体 英国貴族の本棚 (コージーブックス) 作者:サマンサ・ラーセン,吉野山…