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コレモ日本語アルカ?

日本語側と中国語側の両方から丁寧に分析されている。日本語側は、宮沢賢治、夢野久作にはじまり、後半には、サイボーグ 009、ゼンジー北京、らんま 1/2、銀魂、ヘタリアまで目白押しで楽しく読めた。中国語側は(中国語の知識がないので)読むのがしんどか…

ビブリア古書堂の事件手帖

妙に流行っちゃって買いそびれていたビブリア古書堂、古本屋で百円になってたのを良いきっかけと、購入。こんなに売れた本を今さら「面白かった」と書いても仕方ないのだけど、ええと、面白かった。でも続編買うかと言われると、ちょっと悩んでる。いつから…

粘菌 偉大なる単細胞が人類を救う

何か本を読まなくては、という強迫観念みたいなものを感じてしまい、駅の本屋で無理矢理選んで買った。どことなく雑な文章だったけど、シンプルな信念が感じられて、気持ちよく読めた。 「単細胞」といえば「単純で有効な戦略でうまくいくこと」という意味に…

バーにかかってきた電話

思ってたより爽快感があって、わりと気持ちよく読めた。三か月くらい何も読んでなくて「とにかく読もう、読みさえすればきっと満足だ」という心構えで読み進めたのも、たぶん良かったのだと思う。バーにかかってきた電話 (ハヤカワ文庫JA)作者: 東直己出版社…

ねずみに支配された島

科学を忘れず物語(ノンフィクション)を語る、とても良い本。ただ「人間こそが最悪の外来種だ」とは書いてなかった。そこまでは書いてなかった。意図して書かなかったんだろうな。ここまで書ける人が気付かないはずないもんな。ねずみに支配された島作者: …

肉食屋敷

独自の着想が楽しい物語たち。肉食屋敷 (角川ホラー文庫)作者: 小林泰三出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2000/09メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 9回この商品を含むブログ (13件) を見る

冷えと肩こり 身体感覚の考古学

後半に向かうにつれ、少しずつ「文化論」になっちゃって、ちょっとしんどかった。第1章の「冷え性の発見」は、とても楽しかった。冷えと肩こり 身体感覚の考古学 (講談社選書メチエ)作者: 白杉悦雄出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/08/12メディア: 単行…

SF 的な宇宙で安全に暮らすっていうこと

これは新鮮な驚きでした。父親のつまんない失敗を何の救いもなく失敗と言い放って、それでもなお未来に向かおうとするエンディングが、とても良かった。SF的な宇宙で安全に暮らすっていうこと (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)作者: チャールズ・ユウ,朝倉めぐみ…

聞く力

なんと言うか、その、エッセイだった。いや、作者はエッセイストだから、エッセイで当たり前なんだけど。おいらが油断してただけなんだけど。聞く力―心をひらく35のヒント (文春新書)作者: 阿川佐和子出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2012/01メディア: 新…

ふちなしのかがみ

一本目の「踊り場の花子」が、密度が高くて良かった。短編なのにリアリティのあるホラー。実は読んでてちょっとしんどかったのだけど、それも魅力のひとつと思う。ふちなしのかがみ (角川文庫)作者: 辻村深月出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッ…

短歌ください

この作者のエッセイが、たしかとてつもなく面白かったという記憶があり、深く考えずに借りた。エッセイ同様、短歌紹介の文がとても良い。短歌は、「分かる」ことが、「私ならその気持ち理解できますよ」ということが、楽しくなる文化だと思った。短歌くださ…

中高生のための「かたづけ」の本

片付けの「トレーニング」の本だと思って借りたのですが、もちろんトレーニングについてもしっかり書かれていたのですが、それ以上に人生の本だった。大人も読める。いつかもう一度読みたい。中高生のための「かたづけ」の本 (岩波ジュニア新書)作者: 杉田明…

緑色のうさぎの話

前に読んだことのある作者の「絵本」があったので借りてみた。緑色のうさぎの話作者: 道尾秀介,半崎信朗出版社/メーカー: 朝日出版社発売日: 2014/06/24メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (4件) を見る

鉄道そもそも話

たぶん読む側の基礎知識不足のため、ちょっとしんどい内容だった。背伸びしすぎた。鉄道そもそも話―これだけは知っておきたい鉄道の基礎知識 (交通新聞社新書)作者: 福原俊一出版社/メーカー: 交通新聞社発売日: 2014/06メディア: 新書この商品を含むブログ…

ぼくのメジャースプーン

いろんな仕掛けが混然としてどの仕掛けが何のためなのか分からないのだけど、それでも物語はきちんと伝わってきて、こういうの大好きです。ぼくのメジャースプーン (講談社文庫)作者: 辻村深月出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/04/15メディア: 文庫購入:…

平面いぬ。

「BLUE」が良かった。ありきたりな展開で、ハッピーエンディングでもなくて、馬鹿正直だけど結局報われなくて、だから何の教訓もないのけど、そんな物語が読みたい気分だったのだと思う。平面いぬ。 (集英社文庫)作者: 乙一出版社/メーカー: 集英社発売日: 2…

他人を攻撃せずにはいられない人

その時ちょうど気になっていたこと、そのままのタイトルの本があったので、半分強迫観念のような感じで買ってしまった。たぶん疲れていたんだと思う。内容も、タイトルと同じくらい「そのまんま」で、新たな知識は何も無かったけど、そのぶん「これでいいん…

にゃんそろじー

ぱらぱらめくってみたら「モノレール猫」が載ってたので、それだけの理由で借りてみた。個別には保坂和志の句点のない文章が良いな、と思った。全体的には「やっぱり猫好きの人は変なこと考えるよなあ(賞賛)」と思った。にゃんそろじー (新潮文庫)作者: 中…

家に棲むもの

表題作で、ホラーとハッピーエンディングが両立していて、感動した。さすが小林泰三。家に棲むもの (角川ホラー文庫)作者: 小林泰三出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2003/03メディア: 文庫 クリック: 10回この商品を含むブログ (26件) を見る

哺乳類のかたち

「ハヤブサがインコの仲間になった」というニュースを聞いて、生物の分類法について知りたくなっていたところに、ちょうど図書館の新入荷コーナーで見かけた本。素直に出会いを信じて借りた。専門的な知識にも触れつつ、脇道や脱線も忘れない、心地よい文章…

動物園の文化史

定説や客観的な資料が少ない分野なのではないかと勝手に想像しているのですが、この本はその辺りを上手い具合に表現しているな、と思った。本筋と全く関係ないのですが、以下の文章を読んで「この作者について行こう」と思った。「しかし」というところが、…

獣の奏者 3探求編・4完結編・外伝 刹那

続編にありがちな「蛇足感」がほとんどなく、気持ち良く読み切ることができた。幸せな読後感。獣の奏者 3探求編 (講談社文庫)作者: 上橋菜穂子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/08/10メディア: 文庫 クリック: 6回この商品を含むブログ (26件) を見る獣…

獣の奏者 1闘蛇編・2王獣編

物語について語られた物語なのかな、と思いつつ読んだ。勇気あるタイミングで物語を終えることなく小説を終わらせてしまっている。それでもきちんと伝わってくる。すごい。獣の奏者 1闘蛇編 (講談社文庫)作者: 上橋菜穂子出版社/メーカー: 講談社発売日: 200…

ルナティカン

実はよく分からなかったのだけど、とりあえず読み切った、という感じ。神林長平の小説は、ときどきこういう風になっちゃう。ルナティカン (ハヤカワ文庫JA)作者: 神林長平出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2003/03メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含…

深海の Yrr

SF 小説の皮をかぶったハリウッド映画だった(褒め言葉)。SF でも小説でもなく、ハリウッド映画だった(褒め言葉)。深海のYrr 〈上〉 (ハヤカワ文庫 NV シ 25-1)作者: フランク・シェッツィング,北川和代出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2008/04/23メデ…

ジョン平とぼくらの世界

一気に、気持ち良く、読み切った。なぜだろう、どこかしらで科学に基づいているという信頼のようなものがあるからか、とても安心して読むことができた。ここしばらく上手く本が読めないでいたので、こんな風に本を読めるって、本当に幸せだと実感した。ジョ…

ツナグ

久々に小説を読んだ。しばらく小説を読めなくなっていたので(うまく言えないけど気力がなくなってたのだと思う)、読み終えたときは本当に「読めて良かった、まだ小説を読むことができるんだ」という安堵でいっぱいだった。そのせいだと思うのだけど、物語…

「ストーカー」は何を考えているか

どちらかと言うとストーカー(加害者)側の視点の本で、その一点だけでも面白いと思う。文章も、この手の新書にしては、誠実で丁寧だと感じた。「ストーカー」は何を考えているか (新潮新書)作者: 小早川明子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2014/04/17メデ…

「昨日の疲れ」が抜けなくなったら読む本

素直に良い本だと思った。ときどき、こういう直接的な本を読みたくなるのは、やっぱりどこか疲れてるんだろうなあ。「昨日の疲れ」が抜けなくなったら読む本作者: 西多昌規出版社/メーカー: 大和書房発売日: 2011/05/16メディア: 単行本(ソフトカバー)購入…

寝ながら学べる構造主義

そうか、太郎冠者が太郎冠者であるのは自分が太郎冠者であることを太郎冠者本人が否定してるからなのか、と。いや、ここは本質じゃないんだけど、まあ、こういう本質じゃないところが楽しくて、最後までスムーズに読み進めることができました。 それは、太郎…

キリンの斑論争と寺田寅彦

1933 年の「キリンの斑論争」自体もとても面白いし、それを貫く寺田寅彦の姿勢も素晴らしいし、それが現代(1997 年)でも十分に魅力的な研究対象であるのも興味深いのだけど。個人的には、あのチューリングが動物の斑模様に関する一般的なモデルを提案して…

負けるのは美しく

その人のイメージから少し違った側面を感じられるのがエッセイの醍醐味だと思うのだけど。その意味ではとても良いエッセイだと思うのですが。児玉清って「知的で分別のある大人」というイメージがあったので、少し違った一面(つまり知的でなかったり分別が…

目を擦る女

「脳食い」の虚しいハッピーエンディングと、「空からの風が止む時」の刹那な文明が、素敵だった。やっぱり小林泰三はいいなあ。目を擦る女 (ハヤカワ文庫JA)作者: 小林泰三出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2003/09メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 37回…

時をかける少女

昔一度読んだ気がするのだけど、気のせいのような気がしてきたので、読んだ。文章が予想以上に平易で「なんで挿し絵がないのか?」と変な違和感を持ってしまった。物語の展開はとても面白かった。この、物語の展開だけでグイグイ持ってっちゃう感じは、演劇…

天体の回転について

やっぱり小林泰三はホラーじゃないほうが落ち着くなあ。たぶんおいらが怖がりなんだと思う。この短編集は、全体にちょっと切ない感じがあって(ロボット三原則の話とか)、好きだ。天体の回転について (ハヤカワ文庫 JA コ 3-3)作者: 小林泰三,KEI出版社/メ…

冷たい校舎の時は止まる

毒を撒き散らしておきながら最後はさらりと青春ハッピーエンディングにしてしまうの、ずるい(褒め言葉)。冷たい校舎の時は止まる(上) (講談社文庫)作者: 辻村深月出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/08/11メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 42回この商…

ななつのこ

「白いタンポポ」が良かった。あと、しょうもない日常描写(以下の引用のような)を放り込んでくる作者の勇気が素敵。 回転の方向を示す矢印と、『自転』という文字が添えられている。誰かが「自転車」と叫んだ。こういうしょうもない洒落は、嫌いではない。…

さよならドビュッシー

どんでん返しがあるのは分かっていたけど、実際にどんでん返されるまで気付かずにいられたので、最後まで楽しめて良かった。馬鹿で良かった、と思う。さよならドビュッシー (宝島社文庫)作者: 中山七里出版社/メーカー: 宝島社発売日: 2011/01/12メディア: …

名前探しの放課後 上下

大量の文を一気に読んでしまった。前に読んだ「凍りのクジラ」と同じようにどこかしらエリート臭い気がするのだけど、慣れた。「もう慣れてしまえ」と思うくらい面白い。名前探しの放課後(上) (講談社文庫)作者: 辻村深月出版社/メーカー: 講談社発売日: 201…

凍りのくじら

面白くて一気に読んだ。でも、行間にエリート意識が見え隠れして、理由は分からないけど何故だかそんな気がして、少し疲れた。たぶん作品のせいじゃなくて、おいらが弱ってるからだと思う。凍りのくじら (講談社文庫)作者: 辻村深月出版社/メーカー: 講談社…

少年少女飛行倶楽部

冒頭の「『空を飛ぶこと』に関する条件」が何だが心地よい。何かに似てるなあと思ったら、図書館戦争の「図書館の自由に関する宣言」だ。箇条書きが好きなのかもしれない。 「……先輩は、あのお姉さんのために飛びたいんだと思う」 ほとんどひとりごとみたい…

公開処刑人 森のくまさん

よくもまあこんな怖い物語を。公開処刑人 森のくまさん (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)作者: 堀内公太郎出版社/メーカー: 宝島社発売日: 2012/08/04メディア: 文庫 クリック: 23回この商品を含むブログ (10件) を見る

見晴らしのいい密室

「未公開実験」は腹抱えて笑った。小林泰三のミステリは楽しい。もっとたくさん読みたい。見晴らしのいい密室 (ハヤカワ文庫JA)作者: 小林泰三出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2013/03/22メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (10件) を見る

こっちへお入り

なんだが分からないけど、ところどころで泣いてしまう。こういう直球(だけどコースは際どい)物語に弱い。やっぱりまだ疲れてるのかなあ。落語を聞きたくなった、を通り過ぎて、もう聞いてしまったような気になってしまって、これはどうしたものかと思って…

探偵はバーにいる

これは確かに格好いい。読んで良かった。探偵はバーにいる (ハヤカワ文庫JA)作者: 東直己出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1995/08メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 35回この商品を含むブログ (85件) を見る

科学と宗教

予想より面白かった。アメリカの教育現場で進化論が問題になっていた件(ID論争)、理解できた。最後で述べられた以下の部分が心に残る。 過去においては、偉大な宗教的預言者が、悪しき道を正すよう、神の怒りと宇宙的破局に目を向けるよう、我々に警告を…

テンとマルの話 句読点の落とし物/日本語の落とし物

新聞を引き合いに出してるにもかかわらず、組版したときの紙面効率(どこまで文字を詰め込めるか)について、ほぼ無視しているのは、ちょっと残念。日本語の句読点や鉤括弧は二分(一文字の半分)の面積を消費する。これらがいくつも連続してしまうのは、新…

嫌われる勇気

会社の仕事がしんどくて、ふと「嫌われていいことにしたら楽になるかなあ」と思って買ってみた。まあ、少しは楽になれたかなあ。多分なれたと思う。嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え作者: 岸見一郎,古賀史健出版社/メーカー: ダイヤモンド社…

晴れた空にくじら3 浮鯨のいる空で

まっすぐで豪華なエンディングで、満足。晴れた空にくじら 3 浮鯨のいる空で (GA文庫)作者: 大西科学,refeia出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ発売日: 2009/09/15メディア: 文庫 クリック: 21回この商品を含むブログ (16件) を見る

晴れた空にくじら2 戦空の魔女

完全にライトノベルなのに、ところどころで泣きそうになってしまう。ジャッキー大西さんの語りには何だがそういうところがある。晴れた空にくじら 2 戦空の魔女 (GA文庫)作者: 大西科学,refeia出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ発売日: 2009/01/1…