- 作者: 森絵都
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2010/06/25
- メディア: 文庫
- 購入: 5人 クリック: 21回
- この商品を含むブログ (23件) を見る
面白くて一気に読んだ。児童文学のジャンルになるらしく、そのせいか平易な文章だったのも影響しているのか。
真夜中に、なんの意味もなく、人んちの屋根にのぼっているのである。
謝るくらいじゃすまないだろうし、泣いてもしょうがない。かといって開きなおるのもどうかと思う。
一番こまるのは、「なぜこんなことをしたのか?」と聞かれること。
大人はすぐに理由を聞く。それがフェアな態度ってものだと思っている。
でも、残念ながら大抵のことに理由はない。(p.30)
結局最後には、最初から最後まで全部担任に話す、と決意する。成長するってこういうことなんだなあ、と実感。