自分の知的好奇心のために周囲の人達の命を賭けるのは良くないぞ。と思いながらもページをめくる手が止まらず最後まで読んでしまった。娘さんが気になる。シリーズ全部読みたい。
下記のところ、しびれました。
「どうしても、この一件は筋がとおらないんだ」わたしはいった。
「まわりの世界の出来事がすべて、筋のとおったものだというのか?」彼はきびしい口調でいった。
しばらくのあいだ、わたしはその質問について考えた。それから、正直にこたえた。
「そうだ」わたしはいった。「そう信じている。だからこそ、こうしてやっていられるんだ」(p.280)