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ストーリー・セラー

自分の本

Story Seller (新潮文庫)

Story Seller (新潮文庫)

蓋を開けてみたら、どの作家さんも何冊かずつ読んだことがあって、はからずともおいらの読書傾向の偏りが証明されたような、妙な気分。

「首折り男の周辺」伊坂幸太郎

なんだかぼんやりした人だ、と思ったところで、大男が口を開いた。「大人のほうが楽だ。椅子に座って、何十分も授業を受けることはないし、買い食いもできる。つらいことは多いけど、少なくとも、中学生よりはマシだよ」(p.80)

受け売りの台詞だけど彼が改めて言うことで真実味を増したと思う。こういう風に物語のなかで重みを増していく言葉って素敵だと思う。

ちゃんとしたヒーローや、ちゃんとした成長じゃなくて、中途半端で俗っぽいところがたまらない。で、オチもいかしてる。

「ストーリー・セラー」有川浩

ラノベじゃないんだから、いきなりその展開は無理でしょう、と思ったけど、よく考えたらラノベ出身の作者だった。油断してた。

「玉野五十鈴の誉れ」米澤穂信

そういえば、エドガー・アラン・ポーも読んだことないなあ。

「333のテッペン」佐藤友哉

内輪ネタでしょうか。そうだとしたら、こういう本で内輪ネタは反則じゃなかろうか。とか思うけどそれでも面白かったのが微妙に悔しい。

「ここじゃない場所」本多孝好

ら、らぶこめ?、と最初戸惑ったけど、テンポつかんでからは楽しく読ませていただきました。ごちそうさまです。この人こういうのも書けるのですね。意外でした。