風の歌を聴け

風の歌を聴け (講談社文庫)

風の歌を聴け (講談社文庫)

高校生のころ比喩ではなく本当に十回二十回と読んだ本がふと目についた。なんだかちょっと疲れていて楽に読める本がいいなと思っていたので、これなら隅々まで知ってるので安心と、借りてみた。

高校生の時に読み飽きていたし、いまや青春にひたる年齢でもないので、さすがにもうつまらないだろうと思ったが、読むとなんだか面白い。シニカルで屁理屈で受け身だけどそれでもぎりぎりのところで他人とコミュニケーションをとろうとするあたりに共感してしまうようだ。