すべて忘れてしまうから

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最初、よく分からないまま十本ほど読んでしまう。そこでやっと文章に焦点が合う。

 

「いいか、偉そうにするなより疲れるからな」

「分かったよ」

それが、祖父と交わした最後の会話だった。(p.53)

 

最初から読み直す。これはエッセイではないな、と思う。