冒頭の「『空を飛ぶこと』に関する条件」が何だが心地よい。何かに似てるなあと思ったら、図書館戦争の「図書館の自由に関する宣言」だ。箇条書きが好きなのかもしれない。
「……先輩は、あのお姉さんのために飛びたいんだと思う」
ほとんどひとりごとみたいにつぶやいたら、母は笑って「そっか」と言った。(p.210)
こういう風に「そっか」と言える大人でありたい。
- 作者: 加納朋子
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2011/10/07
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