タイトルが原著と違うのが気になる。最後の第 11 章に大事なことがギュウギュウに詰め込まれていて油断してると誤読しそう。最後の一文が「6 度目の大発生だ」で、格好いいけど、これは格好つけすぎだな、と思った。
犬の品種改良のシステムについては、たしかにそのとおり、と思った。
1970 年から現在までの、ブルドッグがしだいにずんぐりした体つきになる様子。現代の育種家たちは、品種の仕様にもっともよく合うものから子犬を得ようとする。イギリス・ケンネルクラブの 2010 年の「犬種標準」は(略)。育種家たちはずいぶんうまくやってきたが、なぜ犬にそんな姿になってほしいのか私には理解できない。(p.203)