ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ

辻村深月の物語は、面白いけど、疲れる。最近気力が少なくなっていて、疲れるのが嫌だったので、ちょっと避けていた。久しぶりに読んでみたら、やっぱり疲れた。疲れるけど面白い。もっと元気になりたいなあ、とぼんやり思う。

私は疲れてて、早く自分に限界が来るように、ただ待っていた。ドラマで見るみたいに、ふっつり意識が途切れて、気づいたら病院、とか、そんな風に、自分の旅に終わりが来ることだけを祈ってた。(p.381)

ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。 (講談社文庫)

ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。 (講談社文庫)