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知られざる日本の恐竜文化

途中、オタク論あたりで、読む本を間違えたかと思ったけど、ここを乗り越えたら後は普通に読めた。クセがある文章で、斜め視点だけど、良い本。

化石が枯渇する、という視点は気付いてなかった。確かに。
もっとも、その前に、物理的に恐竜研究の歴史には一つの区切りがつけられることになるのはたしかだ。地球上の中生代の露頭の総量は限られており、いずれ遅かれ早かれ発掘可能なすべての恐竜化石は完全に掘り尽くされる日がやってくる。これは、石油がいずれ枯渇するのと同様、避けることのできない宿命である。この時を境に、恐竜学とは、過去に発掘されたすべての化石の再解釈を専門とする完全なインドア科学へと変わり、さらには他のあらゆる生命科学と同じく、コンピューター上に構築されていく全地球生命史のシミュレーションの流れに合流していき、最終的に、恐竜学というジャンルを標榜する必然性も失って、科学としての歴史を閉じることになるのである。(p.146)

知られざる日本の恐竜文化 (祥伝社新書)

知られざる日本の恐竜文化 (祥伝社新書)