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なめとこ山の熊

誰かの本 自分の本

妻が「娘に言われて読んだ」という高校のプリント。娘の解釈が独特で面白いらしい。ちょうど前に読んだとき(探してみたらもう一年以上前だった)にも気になってた話なので、思い出しつつ読み直す。娘にその解釈を説明してもらう。おいらが誤解してなければ、おおむね次のとおり。

小十郎に見逃してくれと懇願した熊は、そのとき子熊がいて、子熊のために命乞いをした。二年が過ぎ子熊がひとり立ちしたので約束どおり小十郎の家の前で死ぬ。子熊はその後、自分の親が小十郎のために自死したと知り、感情を抑えることが出来ぬまま、小十郎を殺してしまう。小十郎の気持ちも、親を失った子熊の気持ちもも、どちらも理解する熊たちが小十郎を悼む場面で物語は終わる。

素敵な解釈だと思う。学校で教える「普通はこう読むべきでしょう」みたいな解釈は糞食らえだと思う。

こういうところに書き残すのが良いのか少し迷ったが、忘れたくないので、いつか思い出したいので、書いた。