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さよならペンギン

自分の本

さよならペンギン (ハヤカワ文庫 JA オ 9-1) (ハヤカワ文庫JA)

さよならペンギン (ハヤカワ文庫 JA オ 9-1) (ハヤカワ文庫JA)

こんなに長生きで、こんなにすごい相棒がいるのに、なのに科学の人。素晴らしい。それが科学かどうかはともかく何か信じるところがあり、あまり積極的でないにせよそれを信じ続けるあたりが、素晴らしい。

なぜならそれは、退歩だからだ。南部にとって、決して戻れない、無知への回帰だからだ。(p.279)

科学のヒーローの決め台詞、格好いいなあ。

あとがきのトンカツの話が雑文っぽくて(一時期ウェブのローカルな範囲で盛り上がってた意味での「雑文」っぽくて)、ああやっぱり大西科学いいなあ、と思った。

なんでもいいと思うのです。一つ好きな物を挙げよと訊かれて、そこで必ずトンカツと答えておく。そうすると、自分と世界の間になにかひっかかりというか、構い合いというか、量子的なもつれというか、いやそんな大したものではありませんが、関連性ができて、街にトンカツの看板があるだけで、毎日食べているわけでも食べられるわけでもないのに、なんだか嬉しくなります。(p.312)