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ジョン平と去っていった猫

ジョン平とぼくと2 ジョン平と去っていった猫 (GA文庫)

ジョン平とぼくと2 ジョン平と去っていった猫 (GA文庫)

ジョン平の能力は相変わらず明示されないままだけど、他の使い魔たちの能力が「スタンド」みたいに無節操で、そのおかげで物語が自由で分かりやすくなってて、読んでて楽しかった。

いつも思うのだけど、SFやファンタジーの世界設定は、リアリティなんてどうでも良くて、「物語を(メッセージを)伝えやすいかどうか」が大事だと。その意味で、ファンタジー+科学のジョン平世界はとても魅力的だと思う。

という話とは全然関係ないけど以下で感動した。

なんでも暴力に訴えることの是非はともかくとして、ぼくは小木津がうらやましい。いざとなれば、という気持ちがあることで人生がどれほど違ったものになることか。ぼくにもいつか、こんな勇気が備わる日がやってくるのだろうか。そのとき、ぼくの支えになるものは、体格でないとしたらなんだろう。あるいはそんな日は永久に来ないのか。(p.101)