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なぜ世界の人々は「日本の心」に惹かれるのか

図書館の本

なぜ世界の人々は「日本の心」に惹かれるのか

なぜ世界の人々は「日本の心」に惹かれるのか

前半面白かった。日本人を(客観的かどうかは別にして)外部から見るのは新鮮でワクワクする。後半の連続まつり紹介はちょっと疲れた。

気づいてなかったのだけど、初出が月刊「理想世界」だった。それを知ってしまうと全然違う内容に思えてしまうから困る。これからは最初に初出も確認するようにしよう。

それはともかく、枝葉引用。

ハーンがいう通りである。外国人には、石に表情があると言うことに容易に気づくことができない。最初にほとんど石だけで築かれた枯山水を見たときには、とても美しいものとはおもえなかった。やがて、そこに自然の「見立て」という意識の働きが感じ取れるようになったとき、同時に石の表情と出会うことができたように思う。(p.82)

折紙も似たところがあると思う。「見立て」という語に引きずられただけだけど。

ただ、それがとくに「枯れ葉」とか「苔むした石」とか「花を落とした木」とか「欠けた月」とか「つぼみの花」とか「小さな虫の声」とか、総じて「溌剌たる生命の躍動」ではなく、「いのちのはかなさ」に触れての感動として生じるところに、「もののあわれ」の最大の特徴がある。(p.148)

「枯れ葉」とか「苔むした石」とか、こういうところだけ見ると、なんというか、どうしようもない文化だと思わざるをえない(笑)。