町長選挙

町長選挙 (文春文庫)

町長選挙 (文春文庫)

もうマンネリに違いないと思いつつ結局は読んでしまったシリーズ三作目。実際マンネリで、特に患者の病状の描写がお座なりになってるあたり、読んでて悲しくなってくる。と思いながら読み進めて最後、表題作「町長選挙」は、お座なりどころか、もはや病気は物語の本筋とほとんど関係なくなってしまってる。でもそれはそれで吹っ切れていて、映画のようにめくるめく展開で、なんだが違う意味で楽しかった。

全体的には、読んで良かったのだと思う。