- 作者: 北尾トロ
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2006/07
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 66回
- この商品を含むブログ (219件) を見る
面白さも、つまらなさも、ちょうどぴったり予想の範囲内だった。事実は小説より奇なり、というほどでもないな、やっぱり。という感じ。あとがき(文庫版あとがき)には予想外に共感。
おもしろい裁判はどれか、ではなく、どういう裁判に興味を惹かれるかで、自分というものがうっすらとわかってくるのだと思う。(p.325)
この読書日記は、ジャンルを選ばず何だって読む日記だったのだけど、そのおかげで自分の読書傾向がうっすらとわかってきた。結局のところ「何かを積極的に選ぶ」のは「何かを選び損なっている」のと同義なのだと思う。