流れ星が消えないうちに

流れ星が消えないうちに (新潮文庫)

流れ星が消えないうちに (新潮文庫)

正面切って書かれた恋愛小説とか青春小説なのに、青臭くない(人によっては青臭いと思うだろうが自分はセーフだった)。前に「九つの、物語」を読んだときも思ったが、文章が上手い人だ。既に彼氏が死んでたり玄関に布団があったり冒頭から無茶苦茶なのに、なんだかそれなりに読めてしまう。恋愛小説というより「死んだ人に対する向き合いかた」の物語なのかも。