サイコロジカル

サイコロジカル 上 (講談社文庫 に 32-4 西尾維新文庫)

サイコロジカル 下 (講談社文庫 に 32-5 西尾維新文庫)

「間違った推理」を堂々と主人公に語らせておいて、かつ、そこでは間違った推理を語ることこそが正解、という斬新な展開が素敵。その推理は 60 点もないだろう（笑）。もうそろそろ推理とか物語とかなんておまけでしかなくなってて、登場人物のキャラクターを知りたくて読んでいる状態。赤の人が「物語の展開に便利な小道具」と化している。どこかで盛り返してくれることを期待。

たまたま西尾維新が続いているが、そんな入れ込んでるわけでもない。とか言い訳したくなるのは、どこかでまだ西尾維新のことを嫌がってるのだろうと思う。文章があざといところとか直接的すぎるところとか。