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猫は知っていた

いつかもう一度 好きな作家 図書館の本

たったひとつのセンテンスで「あ、この本は好きだ」と思えることがある。

「(略)僕も同感ですね。最初から不合理な筋を、無理やりこじつけて、でっち上げるんですからね。こういった種類の読み物は」
こしらえ物だろうが、でっち上げだろうが、かまやしない。私はこれが好きなのだから。結局私は三冊借りて行くことにした。

推理小説の面白さは、トリックの善し悪しよりも、その解きかたの善し悪しで決まると実感。少なくとも私はそうだ。

きちんと兄を信頼して指示に従いつつも要所での自発的行動で活躍する主人公に触発される。仕事も家事もこんなふうにこなせると良いなと思う。表紙のタイポグラフィが格好良いのに画像が出なくて残念。

大井三重子名義で出版された「水曜日のクルト」が良い本らしい。以下解説にあった引用の引用。ぜひ読んでみたい。

石森延男が「こんなたのしい美しい本が、よくも日本に生まれたものだ。あかるい力とよろこびがわかちあたえられる日本の子どもは、なんと幸せでしょう。(略)いや、いや、子どもたちばかりではない。大人たちもです。よごれた気持、つかれた魂が、すっくりと取りのぞかれるんだから」と、推薦の言葉を贈っているように(略)。

新版 水曜日のクルト (偕成社文庫)

新版 水曜日のクルト (偕成社文庫)