自分の本

書店ガール

小説なのに、テレビドラマみたいだった。不思議な感覚。 書店ガール (PHP文芸文庫) 作者: 碧野圭 出版社/メーカー: PHP研究所 発売日: 2012/03/16 メディア: 文庫 クリック: 9回 この商品を含むブログ (38件) を見る

‪貴族探偵対女探偵

‪ 「貴族探偵対女探偵」麻耶雄嵩 #読書‬‪トリックを成立させるためなら、どんな不自然なシチュエーションもいとわない作者さんの勇気が素晴らしい。 物語そのものが魅力的なので、このまま突き進んで欲しい。‬ 貴族探偵対女探偵 (集英社文庫) 作者: 麻耶雄嵩…

貴族探偵

一点突破の推理がお見事。テレビ版は見てません。 貴族探偵 (集英社文庫) 作者: 麻耶雄嵩 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2013/12/06 メディア: Kindle版 この商品を含むブログ (1件) を見る

こまり顔の看板猫! ハチの物語

周りの人たちを次々と幸せにするけど、飼主(作者)本人には特別な幸福は訪れないあたりが、なんだか悪くない。それでも飼主は猫がいると幸せ、というのがとても良い。 こまり顔の看板猫! ハチの物語 (集英社みらい文庫) 作者: にしまつひろし 出版社/メーカ…

中途半端な密室

「ミステリー」よりも「推理小説」という言葉が似合う短編集。やっぱり「推理小説」は良いなあ。 内容とは関係ないけど、舞台が岡山県というのは、実はとても珍しいことなのでは。 中途半端な密室 (光文社文庫) 作者: 東川篤哉 出版社/メーカー: 光文社 発売…

静かな炎天

‪‪今回もホラー成分は控えめ。降りかかる不幸を淡々と受け止める葉村さん。‬ 静かな炎天 (文春文庫) 作者: 若竹七海 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2016/09/23 メディア: Kindle版 この商品を含むブログ (2件) を見る

さよならの手口

葉村晶シリーズは二作目以降ホラーだったので、覚悟していたのだけど、今回はそうでもなかった。 葉村さんが、何とか持ちこたえようとして、でもギリギリ無理な瞬間が、心に残ります。 さすがに我慢の限界を超えた。わたしはベッドに身を起こしてわめいた。…

ヴィラ・マグノリアの殺人

登場人物が多くて(試しに数えてみたら 40 人以上いた)、かなり疲れたのだけど、全体的には楽しかった。 双子が魅力的なのは当然として、駒持警部補の「うちの母ちゃん」が、刑事コロンボの「かみさん」みたいで良かった。 登場人物が多いときは、人が増え…

ここに死体を捨てないでください!

前半は偶発要素満載なのに、後半はちゃんと推理小説として楽しめた。最後の鵜飼さんの台詞がよかった、 「山田慶子は、僕の依頼人だ。結局、僕も彼女の意思で動かされていたのさ。あの二人と同じようにね。そうは思わないか」 「…………」 そういえばそうかもね…

交換殺人には向かない夜

叙述トリックは苦手なのだけど、この本は、トリックが判明する瞬間のユーモラスな描写のせいか、素直に楽しめた。 この烏賊川市シリーズ、登場する女性たちが、何というか、ラノベ的になってきていて、これは最早ラノベでは?、本格の皮をかぶったラノベなの…

‪学ばない探偵たちの学園

‪烏賊川市シリーズだと勘違いして買ってしまったのだけど、面白かった。いいぞ探偵部もっとやれ。 ‬ 八橋さんの発言、最後の「トリックよりもロジック」に、賛成。 「しかし、密室密室いうけどやなあ」八橋さんが部長の長話にうんざりしたように口を挟んだ。…

悪いうさぎ

‪‪シリーズ三冊目、もう普通にホラーでした。冷静さを保とうとして保ちきれない葉村晶が格好良い。 悪いうさぎ (文春文庫) 作者: 若竹七海 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2004/07 メディア: 文庫 購入: 3人 クリック: 128回 この商品を含むブログ (54件)…

午後からはワニ日和

‪面白かった。主人公が意味もなくモテる展開は正直納得できないけど、差し引いても面白かった。‬ 午後からはワニ日和 (文春文庫) 作者: 似鳥鶏 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2012/03/09 メディア: 文庫 クリック: 19回 この商品を含むブログ (26件) を…

依頼人は死んだ

葉村晶シリーズ2冊目。面白い。探偵が主人公なのだけど、なんかもう完全にホラー小説の印象。 依頼人は死んだ (文春文庫) 作者: 若竹七海 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2003/06 メディア: 文庫 購入: 2人 クリック: 52回 この商品を含むブログ (38件)…

プレゼント

‪葉村晶の人物描写が全体的にひどいのだけど、それでも彼女が信頼に足る人物だと思えるのが不思議。 シリーズ1作目から読んでよかった。 推理小説なんだけど、話の構成がホラー小説で、放り出される感じが少し怖かった。 プレゼント (中公文庫) 作者: 若竹…

密室に向かって撃て!

名探偵が一人で全部解決するのではなく、それぞれが少しずつ解決していくスタイルが気持ちいい。 今回は、仕事でしんどいのに本を読む気力があった。素晴らしい。疲れて寝てしまいそうになったときに「そうだ風呂に持ち込んで読めば目が冴えるのでは!」など…

猫弁と魔女裁判

結局挙式は先送りされたのにハッピーエンドだったりする。素敵なエンディングでした。 猫弁と魔女裁判 (講談社文庫) 作者: 大山淳子 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2015/09/15 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (2件) を見る

猫弁と少女探偵

もう全くミステリーではなくて、ラブコメやら家族愛やらの伏線だらけで、ほんと読んでて楽しい。 猫弁と少女探偵 (講談社文庫) 作者: 大山淳子 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2015/02/13 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (1件) を見る

密室の鍵貸します

語り口が軽妙で、かつ、謎解きも読者が分かりやすいように配慮されていて、気持ちよく読めた。推理小説は難解になりがちだけど、小説であるかぎりは、分かりやすさは大切だ。 密室の鍵貸します (光文社文庫) 作者: 東川篤哉 出版社/メーカー: 光文社 発売日:…

猫弁と指輪物語

‪もう物語要素やミステリー要素はどうでもよくなっていて、いろんなエピソードが積み重なっていくのが、ただただ楽しい。‬ 猫弁と指輪物語 (講談社文庫) 作者: 大山淳子 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2014/06/13 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (2…

猫弁と透明人間

いろいろなエピソードが前作の内容と重なって、少しずつ腑に落ちていく感じが心地よかった。こういう「小さなエピソードの積み重ねが、いつの間にか大きな物語になっていく様式」が大好きです。 猫弁と透明人間 (講談社文庫) 作者: 大山淳子 出版社/メーカー…

暗黒女子

‪登場人物それぞれが小説で語る、という特殊なシチュエーションを成立させちゃったのが素晴らしい。読んでて楽しかった。あと表紙の「黒」の点々部分が、とても良い。 暗黒女子 (双葉文庫) 作者: 秋吉理香子 出版社/メーカー: 双葉社 発売日: 2016/06/16 メ…

新世界より

娘の下宿に上巻があったので読み始めて、中巻を古本屋で買って、下巻は図書館で借りた。 最初はしんどかったけど、生物学とか動物社会学とか考えるのを諦めたら、楽しく読めた。知らないほうが良いこともあるな、と実感。 最後まで一気に読んで、納得の読後…

何様ですか?

帯に書かれていた通り、確かに見事なドンデン返しだった。 戸塚原くんがそういう趣味を持っていれば、最高のハッピーエンディングだったのに。 何様ですか? (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) 作者: 枝松蛍 出版社/メーカー: 宝島社 発売日: 2016/07/06…

カササギたちの四季

登場人物の人間関係が、うまい具合に曖昧に表現されていて、心地よかった。 「まるで活字がスーツを着たような印象の男性」という表現に、思わず和んでしまった。他にも、ところどころに、おそらく意図的に仕込んだらしき妙な表現があって、楽しく読めた。 …

不条理な殺人 ミステリー・アンソロジー

もう半年か、もしかしたら一年くらい、読後の疲労感がひどくて、実は「本を読むのが怖い」と思ってた。 この本は短編集、しかも短めの話ばかりだったからか、読んでも疲れなかった。久々の「疲れない読書」はとても楽しかった。 しばらくはリハビリとして短…

すべての疲労は脳が原因

おおよそ予想どおりの内容だった。科学的な裏付けが書いてあったり無かったりするあたりも含めて、予想どおりだった。 すべての疲労は脳が原因 (集英社新書 829I) 作者: 梶本修身 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2016/04/15 メディア: 新書 この商品を含む…

犬は「しつけ」でバカになる

副題に「動物行動学」、「認知科学」の単語があったので、つい期待してしまったのだけど、そういう本ではなかった。そういう期待をしなければ、かなり面白い本だと思う。こういう羊頭狗肉な本が、新書にはやや多い気がする。新書を読もうという意欲が少しず…

ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ

辻村深月の物語は、面白いけど、疲れる。最近気力が少なくなっていて、疲れるのが嫌だったので、ちょっと避けていた。久しぶりに読んでみたら、やっぱり疲れた。疲れるけど面白い。もっと元気になりたいなあ、とぼんやり思う。私は疲れてて、早く自分に限界…

ジョン平とぼくときみと

疲れ果てていて、本なんて読めないかも、と思ってたのだけど、読むと元気が出た。好きな小説があると元気が出るんだ、ということを思い出させてくれた。感謝。ジョン平と重は、どこか「フェア(公正)」な感じがあって、好きだ。ジョン平とぼくと4 ジョン平…

ビブリア古書堂の事件手帖

妙に流行っちゃって買いそびれていたビブリア古書堂、古本屋で百円になってたのを良いきっかけと、購入。こんなに売れた本を今さら「面白かった」と書いても仕方ないのだけど、ええと、面白かった。でも続編買うかと言われると、ちょっと悩んでる。いつから…

粘菌 偉大なる単細胞が人類を救う

何か本を読まなくては、という強迫観念みたいなものを感じてしまい、駅の本屋で無理矢理選んで買った。どことなく雑な文章だったけど、シンプルな信念が感じられて、気持ちよく読めた。 「単細胞」といえば「単純で有効な戦略でうまくいくこと」という意味に…

バーにかかってきた電話

思ってたより爽快感があって、わりと気持ちよく読めた。三か月くらい何も読んでなくて「とにかく読もう、読みさえすればきっと満足だ」という心構えで読み進めたのも、たぶん良かったのだと思う。バーにかかってきた電話 (ハヤカワ文庫JA)作者: 東直己出版社…

肉食屋敷

独自の着想が楽しい物語たち。肉食屋敷 (角川ホラー文庫)作者: 小林泰三出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2000/09メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 9回この商品を含むブログ (13件) を見る

聞く力

なんと言うか、その、エッセイだった。いや、作者はエッセイストだから、エッセイで当たり前なんだけど。おいらが油断してただけなんだけど。聞く力―心をひらく35のヒント (文春新書)作者: 阿川佐和子出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2012/01メディア: 新…

ふちなしのかがみ

一本目の「踊り場の花子」が、密度が高くて良かった。短編なのにリアリティのあるホラー。実は読んでてちょっとしんどかったのだけど、それも魅力のひとつと思う。ふちなしのかがみ (角川文庫)作者: 辻村深月出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッ…

ぼくのメジャースプーン

いろんな仕掛けが混然としてどの仕掛けが何のためなのか分からないのだけど、それでも物語はきちんと伝わってきて、こういうの大好きです。ぼくのメジャースプーン (講談社文庫)作者: 辻村深月出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/04/15メディア: 文庫購入:…

他人を攻撃せずにはいられない人

その時ちょうど気になっていたこと、そのままのタイトルの本があったので、半分強迫観念のような感じで買ってしまった。たぶん疲れていたんだと思う。内容も、タイトルと同じくらい「そのまんま」で、新たな知識は何も無かったけど、そのぶん「これでいいん…

家に棲むもの

表題作で、ホラーとハッピーエンディングが両立していて、感動した。さすが小林泰三。家に棲むもの (角川ホラー文庫)作者: 小林泰三出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2003/03メディア: 文庫 クリック: 10回この商品を含むブログ (26件) を見る

獣の奏者 3探求編・4完結編・外伝 刹那

続編にありがちな「蛇足感」がほとんどなく、気持ち良く読み切ることができた。幸せな読後感。獣の奏者 3探求編 (講談社文庫)作者: 上橋菜穂子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/08/10メディア: 文庫 クリック: 6回この商品を含むブログ (26件) を見る獣…

獣の奏者 1闘蛇編・2王獣編

物語について語られた物語なのかな、と思いつつ読んだ。勇気あるタイミングで物語を終えることなく小説を終わらせてしまっている。それでもきちんと伝わってくる。すごい。獣の奏者 1闘蛇編 (講談社文庫)作者: 上橋菜穂子出版社/メーカー: 講談社発売日: 200…

ルナティカン

実はよく分からなかったのだけど、とりあえず読み切った、という感じ。神林長平の小説は、ときどきこういう風になっちゃう。ルナティカン (ハヤカワ文庫JA)作者: 神林長平出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2003/03メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含…

深海の Yrr

SF 小説の皮をかぶったハリウッド映画だった(褒め言葉)。SF でも小説でもなく、ハリウッド映画だった(褒め言葉)。深海のYrr 〈上〉 (ハヤカワ文庫 NV シ 25-1)作者: フランク・シェッツィング,北川和代出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2008/04/23メデ…

ジョン平とぼくらの世界

一気に、気持ち良く、読み切った。なぜだろう、どこかしらで科学に基づいているという信頼のようなものがあるからか、とても安心して読むことができた。ここしばらく上手く本が読めないでいたので、こんな風に本を読めるって、本当に幸せだと実感した。ジョ…

ツナグ

久々に小説を読んだ。しばらく小説を読めなくなっていたので(うまく言えないけど気力がなくなってたのだと思う)、読み終えたときは本当に「読めて良かった、まだ小説を読むことができるんだ」という安堵でいっぱいだった。そのせいだと思うのだけど、物語…

「昨日の疲れ」が抜けなくなったら読む本

素直に良い本だと思った。ときどき、こういう直接的な本を読みたくなるのは、やっぱりどこか疲れてるんだろうなあ。「昨日の疲れ」が抜けなくなったら読む本作者: 西多昌規出版社/メーカー: 大和書房発売日: 2011/05/16メディア: 単行本(ソフトカバー)購入…

目を擦る女

「脳食い」の虚しいハッピーエンディングと、「空からの風が止む時」の刹那な文明が、素敵だった。やっぱり小林泰三はいいなあ。目を擦る女 (ハヤカワ文庫JA)作者: 小林泰三出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2003/09メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 37回…

天体の回転について

やっぱり小林泰三はホラーじゃないほうが落ち着くなあ。たぶんおいらが怖がりなんだと思う。この短編集は、全体にちょっと切ない感じがあって(ロボット三原則の話とか)、好きだ。天体の回転について (ハヤカワ文庫 JA コ 3-3)作者: 小林泰三,KEI出版社/メ…

冷たい校舎の時は止まる

毒を撒き散らしておきながら最後はさらりと青春ハッピーエンディングにしてしまうの、ずるい(褒め言葉)。冷たい校舎の時は止まる(上) (講談社文庫)作者: 辻村深月出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/08/11メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 42回この商…

ななつのこ

「白いタンポポ」が良かった。あと、しょうもない日常描写(以下の引用のような)を放り込んでくる作者の勇気が素敵。 回転の方向を示す矢印と、『自転』という文字が添えられている。誰かが「自転車」と叫んだ。こういうしょうもない洒落は、嫌いではない。…