いとも優雅な意地悪の教本

なんだか良い本でした。【面倒臭い本ですが。】 本題とは別に、アマデウス(モーツアルトとかサリエリとか)にとても興味が湧いてきたりしました。 暴力というのは、実行行為だけではなく言葉の上だけであっても、単純な行為なので、「誰がやったか」はすぐ…

鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。

楽しい。大量の無駄な雑学、ネタ、専門知識と、ほんの少しの本音らしき何か。 むかしのウェブでどっぷり読んでた「雑文」(「雑文祭」とかやってた雑文)が、丸々一冊。これは良い本に出会った。 いくつか引用。 亜種ウグイスに罪はない。聟島でのハシナガウ…

猫が見ていた

‪‪猫、という言葉のパワーだけで買ってしまった。 北村薫「『100 万回生きたねこ』は絶望の書か」と、井上荒野「凶暴な気分」が心に残ったのは、多分いま疲れてるせいだと思う。 良いな、と感じたのは加納朋子「三べんまわってニャンと鳴く」。‬ 猫が見てい…

満願

‪‪トリックだけでなく、物語があり、良かった。久しぶりの(まる二か月ぶりの)読書で気力が続かないかと不安だったが、払拭してくれる面白さ。一気に読めた。‬ 満願 (新潮文庫) 作者: 米澤穂信 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2017/07/28 メディア: 文庫 …

書店ガール

小説なのに、テレビドラマみたいだった。不思議な感覚。 書店ガール (PHP文芸文庫) 作者: 碧野圭 出版社/メーカー: PHP研究所 発売日: 2012/03/16 メディア: 文庫 クリック: 9回 この商品を含むブログ (38件) を見る

‪貴族探偵対女探偵

‪ 「貴族探偵対女探偵」麻耶雄嵩 #読書‬‪トリックを成立させるためなら、どんな不自然なシチュエーションもいとわない作者さんの勇気が素晴らしい。 物語そのものが魅力的なので、このまま突き進んで欲しい。‬ 貴族探偵対女探偵 (集英社文庫) 作者: 麻耶雄嵩…

貴族探偵

一点突破の推理がお見事。テレビ版は見てません。 貴族探偵 (集英社文庫) 作者: 麻耶雄嵩 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2013/12/06 メディア: Kindle版 この商品を含むブログ (1件) を見る

こまり顔の看板猫! ハチの物語

周りの人たちを次々と幸せにするけど、飼主(作者)本人には特別な幸福は訪れないあたりが、なんだか悪くない。それでも飼主は猫がいると幸せ、というのがとても良い。 こまり顔の看板猫! ハチの物語 (集英社みらい文庫) 作者: にしまつひろし 出版社/メーカ…

スローハイツの神様

「このチヨダ・コーキって、ほぼ西尾維新だよなあ」などと無責任なイメージを持ちながら読んでいたのだけど、最後の最後で、解説が西尾維新だったので驚いた。 あと、何の前触れもなく松本零士の戦場まんがシリーズが出てきたのにも面食らった。 カメラの前…

中途半端な密室

「ミステリー」よりも「推理小説」という言葉が似合う短編集。やっぱり「推理小説」は良いなあ。 内容とは関係ないけど、舞台が岡山県というのは、実はとても珍しいことなのでは。 中途半端な密室 (光文社文庫) 作者: 東川篤哉 出版社/メーカー: 光文社 発売…

静かな炎天

‪‪今回もホラー成分は控えめ。降りかかる不幸を淡々と受け止める葉村さん。‬ 静かな炎天 (文春文庫) 作者: 若竹七海 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2016/09/23 メディア: Kindle版 この商品を含むブログ (2件) を見る

さよならの手口

葉村晶シリーズは二作目以降ホラーだったので、覚悟していたのだけど、今回はそうでもなかった。 葉村さんが、何とか持ちこたえようとして、でもギリギリ無理な瞬間が、心に残ります。 さすがに我慢の限界を超えた。わたしはベッドに身を起こしてわめいた。…

ヴィラ・マグノリアの殺人

登場人物が多くて(試しに数えてみたら 40 人以上いた)、かなり疲れたのだけど、全体的には楽しかった。 双子が魅力的なのは当然として、駒持警部補の「うちの母ちゃん」が、刑事コロンボの「かみさん」みたいで良かった。 登場人物が多いときは、人が増え…

ここに死体を捨てないでください!

前半は偶発要素満載なのに、後半はちゃんと推理小説として楽しめた。最後の鵜飼さんの台詞がよかった、 「山田慶子は、僕の依頼人だ。結局、僕も彼女の意思で動かされていたのさ。あの二人と同じようにね。そうは思わないか」 「…………」 そういえばそうかもね…

交換殺人には向かない夜

叙述トリックは苦手なのだけど、この本は、トリックが判明する瞬間のユーモラスな描写のせいか、素直に楽しめた。 この烏賊川市シリーズ、登場する女性たちが、何というか、ラノベ的になってきていて、これは最早ラノベでは?、本格の皮をかぶったラノベなの…

‪学ばない探偵たちの学園

‪烏賊川市シリーズだと勘違いして買ってしまったのだけど、面白かった。いいぞ探偵部もっとやれ。 ‬ 八橋さんの発言、最後の「トリックよりもロジック」に、賛成。 「しかし、密室密室いうけどやなあ」八橋さんが部長の長話にうんざりしたように口を挟んだ。…

悪いうさぎ

‪‪シリーズ三冊目、もう普通にホラーでした。冷静さを保とうとして保ちきれない葉村晶が格好良い。 悪いうさぎ (文春文庫) 作者: 若竹七海 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2004/07 メディア: 文庫 購入: 3人 クリック: 128回 この商品を含むブログ (54件)…

午後からはワニ日和

‪面白かった。主人公が意味もなくモテる展開は正直納得できないけど、差し引いても面白かった。‬ 午後からはワニ日和 (文春文庫) 作者: 似鳥鶏 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2012/03/09 メディア: 文庫 クリック: 19回 この商品を含むブログ (26件) を…

依頼人は死んだ

葉村晶シリーズ2冊目。面白い。探偵が主人公なのだけど、なんかもう完全にホラー小説の印象。 依頼人は死んだ (文春文庫) 作者: 若竹七海 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2003/06 メディア: 文庫 購入: 2人 クリック: 52回 この商品を含むブログ (38件)…

プレゼント

‪葉村晶の人物描写が全体的にひどいのだけど、それでも彼女が信頼に足る人物だと思えるのが不思議。 シリーズ1作目から読んでよかった。 推理小説なんだけど、話の構成がホラー小説で、放り出される感じが少し怖かった。 プレゼント (中公文庫) 作者: 若竹…

密室に向かって撃て!

名探偵が一人で全部解決するのではなく、それぞれが少しずつ解決していくスタイルが気持ちいい。 今回は、仕事でしんどいのに本を読む気力があった。素晴らしい。疲れて寝てしまいそうになったときに「そうだ風呂に持ち込んで読めば目が冴えるのでは!」など…

猫弁と魔女裁判

結局挙式は先送りされたのにハッピーエンドだったりする。素敵なエンディングでした。 猫弁と魔女裁判 (講談社文庫) 作者: 大山淳子 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2015/09/15 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (2件) を見る

猫弁と少女探偵

もう全くミステリーではなくて、ラブコメやら家族愛やらの伏線だらけで、ほんと読んでて楽しい。 猫弁と少女探偵 (講談社文庫) 作者: 大山淳子 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2015/02/13 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (1件) を見る

密室の鍵貸します

語り口が軽妙で、かつ、謎解きも読者が分かりやすいように配慮されていて、気持ちよく読めた。推理小説は難解になりがちだけど、小説であるかぎりは、分かりやすさは大切だ。 密室の鍵貸します (光文社文庫) 作者: 東川篤哉 出版社/メーカー: 光文社 発売日:…

猫弁と指輪物語

‪もう物語要素やミステリー要素はどうでもよくなっていて、いろんなエピソードが積み重なっていくのが、ただただ楽しい。‬ 猫弁と指輪物語 (講談社文庫) 作者: 大山淳子 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2014/06/13 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (2…

猫弁と透明人間

いろいろなエピソードが前作の内容と重なって、少しずつ腑に落ちていく感じが心地よかった。こういう「小さなエピソードの積み重ねが、いつの間にか大きな物語になっていく様式」が大好きです。 猫弁と透明人間 (講談社文庫) 作者: 大山淳子 出版社/メーカー…

猫弁 天才百瀬とやっかいな依頼人たち

面白かった。地味な正義感がとても良い。 猫弁 天才百瀬とやっかいな依頼人たち (講談社文庫) 作者: 大山淳子 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2012/03/15 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 6回 この商品を含むブログ (15件) を見る

暗黒女子

‪登場人物それぞれが小説で語る、という特殊なシチュエーションを成立させちゃったのが素晴らしい。読んでて楽しかった。あと表紙の「黒」の点々部分が、とても良い。 暗黒女子 (双葉文庫) 作者: 秋吉理香子 出版社/メーカー: 双葉社 発売日: 2016/06/16 メ…

四畳半王国見聞録

予想どおりの四畳半ワールド、楽しく読めた。 まる四か月ぶりの読書だったので、読むだけで疲れてしまうかと心配だったけど、するっと読めたのでホッとした。 四畳半王国見聞録 作者: 森見登美彦,古屋兎丸 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2011/01/28 メデ…

新世界より

娘の下宿に上巻があったので読み始めて、中巻を古本屋で買って、下巻は図書館で借りた。 最初はしんどかったけど、生物学とか動物社会学とか考えるのを諦めたら、楽しく読めた。知らないほうが良いこともあるな、と実感。 最後まで一気に読んで、納得の読後…