‪学ばない探偵たちの学園

‪烏賊川市シリーズだと勘違いして買ってしまったのだけど、面白かった。いいぞ探偵部もっとやれ。 ‬

 

八橋さんの発言、最後の「トリックよりもロジック」に、賛成。

 

「しかし、密室密室いうけどやなあ」八橋さんが部長の長話にうんざりしたように口を挟んだ。「所詮、密室なんちゅうもんは、開かれるまでの命やないか。いったん開かれてしもうたら、案外呆気ないもんや。はい、ここに密室がありますね。はい、犯人はこういうふうにやったんですね。はい、お終い。極論すればそれだけのこっちゃ。べつにそう有り難がるほどのもんでもないんと違うか。大切なのは、トリックよりもロジック——そやろ」(p.19)

 

 

学ばない探偵たちの学園 (光文社文庫)

学ばない探偵たちの学園 (光文社文庫)

 

 


 

 

 

 

悪いうさぎ

‪‪シリーズ三冊目、もう普通にホラーでした。冷静さを保とうとして保ちきれない葉村晶が格好良い。

 

 

悪いうさぎ (文春文庫)

悪いうさぎ (文春文庫)

 

 

 

午後からはワニ日和

‪面白かった。主人公が意味もなくモテる展開は正直納得できないけど、差し引いても面白かった。‬

 

 

午後からはワニ日和 (文春文庫)

午後からはワニ日和 (文春文庫)

 

 

 

依頼人は死んだ

葉村晶シリーズ2冊目。面白い。探偵が主人公なのだけど、なんかもう完全にホラー小説の印象。

 

 

依頼人は死んだ (文春文庫)

依頼人は死んだ (文春文庫)

 

 

 

プレゼント

‪葉村晶の人物描写が全体的にひどいのだけど、それでも彼女が信頼に足る人物だと思えるのが不思議。

 

シリーズ1作目から読んでよかった。

 

推理小説なんだけど、話の構成がホラー小説で、放り出される感じが少し怖かった。

 

 

プレゼント (中公文庫)

プレゼント (中公文庫)

 

 

 

密室に向かって撃て!

名探偵が一人で全部解決するのではなく、それぞれが少しずつ解決していくスタイルが気持ちいい。

 

今回は、仕事でしんどいのに本を読む気力があった。素晴らしい。疲れて寝てしまいそうになったときに「そうだ風呂に持ち込んで読めば目が冴えるのでは!」などと思ってそのまま風呂で眠ってしまって、本をシナシナにしてしまったりした。

 

 

密室に向かって撃て! (光文社文庫)

密室に向かって撃て! (光文社文庫)

 

 

 

猫弁と魔女裁判

結局挙式は先送りされたのにハッピーエンドだったりする。素敵なエンディングでした。

 

 

猫弁と魔女裁判 (講談社文庫)

猫弁と魔女裁判 (講談社文庫)

 

 

 

猫弁と少女探偵

もう全くミステリーではなくて、ラブコメやら家族愛やらの伏線だらけで、ほんと読んでて楽しい。

 

 

猫弁と少女探偵 (講談社文庫)

猫弁と少女探偵 (講談社文庫)

 

 

 

密室の鍵貸します

語り口が軽妙で、かつ、謎解きも読者が分かりやすいように配慮されていて、気持ちよく読めた。推理小説は難解になりがちだけど、小説であるかぎりは、分かりやすさは大切だ。

 

 

密室の鍵貸します (光文社文庫)

密室の鍵貸します (光文社文庫)

 

 

 

猫弁と指輪物語

‪もう物語要素やミステリー要素はどうでもよくなっていて、いろんなエピソードが積み重なっていくのが、ただただ楽しい。‬

 

 

猫弁と指輪物語 (講談社文庫)

猫弁と指輪物語 (講談社文庫)

 

 

 

猫弁と透明人間

いろいろなエピソードが前作の内容と重なって、少しずつ腑に落ちていく感じが心地よかった。こういう「小さなエピソードの積み重ねが、いつの間にか大きな物語になっていく様式」が大好きです。 

 

 

 

猫弁と透明人間 (講談社文庫)

猫弁と透明人間 (講談社文庫)

 

 

猫弁 天才百瀬とやっかいな依頼人たち

面白かった。地味な正義感がとても良い。

 

 

猫弁 天才百瀬とやっかいな依頼人たち (講談社文庫)

猫弁 天才百瀬とやっかいな依頼人たち (講談社文庫)

 

 

 

暗黒女子

‪登場人物それぞれが小説で語る、という特殊なシチュエーションを成立させちゃったのが素晴らしい。読んでて楽しかった。あと表紙の「黒」の点々部分が、とても良い。

 

 

暗黒女子 (双葉文庫)

暗黒女子 (双葉文庫)

 

 

 

四畳半王国見聞録

予想どおりの四畳半ワールド、楽しく読めた。

 

まる四か月ぶりの読書だったので、読むだけで疲れてしまうかと心配だったけど、するっと読めたのでホッとした。

 

 

四畳半王国見聞録

四畳半王国見聞録

 

 

 

新世界より

娘の下宿に上巻があったので読み始めて、中巻を古本屋で買って、下巻は図書館で借りた。

 

最初はしんどかったけど、生物学とか動物社会学とか考えるのを諦めたら、楽しく読めた。知らないほうが良いこともあるな、と実感。

 

最後まで一気に読んで、納得の読後感だったのだけど、冷静に考えると何も解決してないことに気付いた。それはそれで悪くない。

 

 

 

新世界より(上) (講談社文庫)

新世界より(上) (講談社文庫)

 

 

 

新世界より(中) (講談社文庫)

新世界より(中) (講談社文庫)

 

 

 

新世界より(下) (講談社文庫)

新世界より(下) (講談社文庫)